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【 概要 】

フランス、ボルドー地方オーメドック地区マルゴー村にあるシャトーマルゴー
ボルドー格付けランク第1級

 

シャトーマルゴーを売るのを認めろとおっしゃることは、われわれにエッフェル等やモナリザを
手放せというのと同じことなのだ!

アメリカのナショナル・ディスティラリ・カンパニーが、シャトーマルゴーを買収にかかったとき
フランス政府はどうしても首を縦に振らなかった。

 

その時の政府のさる高官がつぶやいた言葉だそうである。
フランス人にとって、シャトーマルゴーは単にボルドーにある第一級のぶどう園にとどまらない。
それは、フランス文化の華、フランスの栄光のシンボルなのである。

 

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世界最高の赤ワインと言えば、フランス、ブルゴーニュのコートドールの特級畑ものか、ボルドーの格付け1級のシャトーも
はずせないでしょう!

至高のワインとは、単に美酒というだけではなく、優雅・気品・精神・深奥などが備わったワイ。
ブルゴーニュの赤は、ワインの王様であるとされ華麗な色調と芳香
ボルドーの赤は、人を引き込むような深いルビーの色調で温和で凛とした気品のある香り、口に含んでまろやかさと、しなやかさ
そして何よりも複雑で微妙さを兼ね備える点で、まさしく女性的。

 

ボルドーが女性的であるとしたら、メドックの格付け第一級の五大シャトーのなかで、もっとも女性的ワインは  やはりシャトー・マルゴーである。

 

 

メドックの高級シャトーで、その名声を落とさないようにワインを造り続けていくのは非常に経費のかかる事業で シャトー・マルゴーも1968年から1977年までは資金繰りの苦しさから評価が落ちだしたのは事実である。
(1970年、1975年は除く)

 

 

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シャトー・マルゴー総支配人のポール・ポンタリエが1983年にシャトーに参画し、ネゴシアンのジネステ時代に低下していたシャトーの品質を回復した。

 

2000年と1990年がパーカーポイント100点に輝いている。
1956年4月22日に生まれ、まもなく60歳を迎えるはずだった。

 

 

33度目のヴィンテージとなる2015年のプリムール試飲会を1週間後に控え亡くなった。
4月3日のプリムール試飲会が始まる1週間前のポールの死は、 偉大な作柄と予想される2015年ヴィンテージの商戦にも影を落としてしますだろう。

 

 

 

【マルゴー専用樽工房】

マルゴーの醸造所には、ラフィット、オーブリオンなどと同様に、専用の樽工房があります。
一日に3樽作製されますが一年で使用される数に達しないため、ボルドーとコニャック地方の職人から足りない分を補っています。

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使用される木はすぐに使える訳ではなく、何年も乾燥させた上でワインの樽となります。
その使用される木の性質や内面のぐわいによって、中に入れるワインにも影響が出てきます。

 

 

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☆シャトー・マルゴー(Chateau Margaux)

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シャトー・マルゴー[2013](赤ワイン)

フランス、ボルドー メドック地区 マルゴー村
格付け:  第一級
栽培面積: 94ヘクタール
葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロー、カベルネ・フラン、プティベルド
      近年カベルネ比率をふやした。

新樽率: 100%

 

シャトー マルゴーの当たり年は?ヴィンテージチャート一覧

 

 

★セカンドワイン:
パヴィヨン・ルージュ・ド・シャトー・マルゴー(Pavillon Rouge du Chateau Margaux)

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パヴィヨン ルージュ デュ シャトー マルゴー [2006] 750ml

シャトー・マルゴーのセカンドワインは19世紀に姿を現しました。これは、1908年にパヴィヨン・ルージュ・ドゥ・ シャトー・マルゴーと名付けられました。

 

1930年代から70年代半ばまでの落ち込みを経験した後、その生産は1977年にアンドレ・メンツェロプーロスによって再開され、その後初めのワインの品質を向上するために続けられました。

これは、ブレンドの際に、シャトー・マルゴーとなるために貯蔵されたワインではないものを基に作られています。区 画の中には最高のブドウを作り出さないものもあります。
その中では、ブドウの木の若さが重要な役割を担っています。樹齢10年、または14年に満たない場合、もしくは一部のケースではそれ以上の年齢にならないと、区画のブドウの木はフルーティーでタンニンを含むワインを生産しても、古い木が作り出すような複雑で味わい深く、豊かなワイン を生み出さないのです。

 

 

☆白ワイン:
パヴィヨン・ブラン・ド・シャトー・マルゴー(Pavillon Blanc du Chateau Margaux)

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[2010] パヴィヨン ブラン デュ シャトー マルゴー 750ml (マルゴー)白ワイン【コク辛口】((ADMA3110))

葡萄品種:  ソーヴィニヨン・ブラン
作付け面積: 12ha

貴重なマルゴーの白ワイン
パヴィヨン・ブランが最初に造られたのは、実は1930年代からだった。
ローラ夫人が自分の代になって最初に市場に出すのを認めたのは1980年のワインからである。

1920年からは「パヴィヨン・ブラン・ドゥ・シャトー・マル ゴー」として存在するこのワインのラベルは、新たな法 律情報を除いては、当時から変わっていません。

 

12ヘクタールのブドウ畑には、ソーヴィニヨン・ブラン のみが植えられています。
パヴィヨン・ブラン・ドゥ・シャト ー・マルゴーは、楢の木でつくられた大樽の中で7ヵ月 ~8ヵ月熟成されたのち、
ボトルに入れられます。若い パヴィヨン・ブランの味は驚きを超えるものです。

繊細さ、複雑さ、豊かさと味や香りが長続きするという特徴は、100%ソーヴィニヨンでつくられたワインにとっては
ずば抜けたものです。まだワインが若いにもかからわらず、すぐに飲みたいと思う欲望に駆られてしまいます。

 

しかし ながらパヴィヨン・ブランの熟成は非常に良好で、30年 以上に渡り良く熟成し続けることもあります。
アロマはよ り繊細にとろけるようになり、上品になっていきます。

 

【 逸話 】

シャトー・マルゴーを愛好した人物としては、上記のデュ・バリー夫人、共産主義思想家のフリードリヒ・エンゲルス、作家のアーネスト・ヘミングウェイなどが知られている。

 

エンゲルスは「あなたにとっての幸せは」と聞かれ「シャトー・マルゴー1848年」と答えたという。
ヘミングウェイはシャトーにしばしば滞在し、孫娘が生まれると

 

「シャトー・マルゴーのように女性らしく魅力的に育つように」と願って「マーゴ(マルゴーの英語読み)」の名を贈ったほどであった。
願いは叶い、女の子は魅力的な女性へと成長した。
若くして亡くなった映画女優マーゴ・ヘミングウェイその人である。

 

日本でシャトー・マルゴーが一般にも広く知られることになったきっかけは、
渡辺淳一の小説『失楽園』

 

ラストシーンで主人公と不倫相手とが心中する時に毒薬を入れて飲んだのがシャトー・マルゴーだったのである。
小説が映画化されてブームになると、ワインをよく知らない人たちが、
マルゴー村の普通のワインをシャトー・マルゴーと間違えて「これで心中したんだ」などと悦に入っていたこともあったとか。

 

 

『神の雫』ではクレオパトラにたとえたほど、柔和で優雅な味わいが特徴である。